深緑を眺む建築士の自邸

背後に森が広がる扇型の変形地に立つ、ホームベースのような六角形の住宅。プライバシーと意匠性に配慮し、住宅街側には窓がない設計となっている

三角形の吹き抜けとフルオープン仕様のリビングの大きな窓から光が射し込むLDK。木を活かした設えが外の風景となじんで心地よい

リビングの大開口を開け放つと、約2坪のウッドデッキとフラットにつながり、森の風景を室内に取り込むことができる。季節の移ろいを楽しむ絶好の居場所だ

変形の間取りに合わせて造作したオーダーメイドキッチン。使い勝手が良くリビングやダイニングを見渡せるので、子どものいるご家族も安心

玄関に入って左手は薪ストーブのある土間、右手はキッチンへ直行できる家族用玄関につながる2WAY動線。回遊できる間取りが機能的な暮らしを支える

玄関土間に設置された薪ストーブは、炉内が上下に分かれているタイプのクッキングストーブ。冬は薪ストーブで暖を取りながら、料理を楽しむこともできる

リビングの窓際には造作のベンチシートを設置。足元にはたっぷりの収納が備えられている

斜めの壁を活かして造作した広い洗面カウンターの下には、大容量の収納棚。市販のかごを組み合わせて、使いやすく工夫している

広い2階ホールとその奥に寝室を配置。どの部屋からも窓越しに周囲の豊かな環境とつながることができる

扇型の敷地に立つ六角形の住まい。変形地を巧みに生かし、住宅街側はプライバシーを確保しつつ、敷地の東側に広がる森側には窓をたくさん設けて大きく開くプランとなっています。室内に現れる複数の不規則な形や斜めのラインは変化に富んだ空間を生み出し、同時に天井高や建具の寸法などの工夫ですっきりとした印象に。家のどこにいても周囲の自然を感じられるように、空間ごとに切り取り方が計画された窓、三角形の吹き抜け、リビングとフラットにつながるウッドデッキなど、外部を取り込む工夫が凝らされています。家族が長く心地よく過ごせるよう、国産木材や漆喰など、自然素材を多用。調理にも使用できる薪ストーブを導入し、高性能な住宅をやわらかな温もりが満たしています。

◎見どころ
・国産材・漆喰など、自然素材をふんだんに使用した心地よい空間
・扱いづらい扇型の変形土地を設計力でメリットに
・料理も楽しめるグリル付き薪ストーブを設置
・大自然の四季を楽しめるアウトドアリビング
・家族の成長に合わせて変えられる可変性のある間取り

種別

戸建新築

延床面積

112.00㎡

敷地面積

204.22㎡

竣工年月

2020年5月竣工

冷暖房設備

薪ストーブ

所在地

仙台市　※詳細住所はご予約の方へ折り返しご連絡いたします。

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