眺望抜群の一室を明るく開放的に。暮らしに合わせたアップデートも
郊外の戸建てから地下鉄駅近くのマンションに住み替えたTさんご夫婦。リノベーションを前提に購入したのは、築23年(当時)になるタワーマンションの14階の一室です。「利便性と眼下に森林公園を望む眺めの良さが購入の決め手になりました」と明かす奥さん。しかし、リノベーション前の室内は3LDKと細かく仕切られ、暗く空気がよどみ、壁にはカビや結露跡が見られるなど、状態としては決して良いとは言えませんでした。そのため、明るく風通し良く、開放的な空間にしたいというのがご夫婦の要望でした。
リノベーション後は間仕切りを極力なくしたワンルームへと変貌を遂げた室内。玄関や洗面脱衣室にまで光が届くよう内窓を駆使しているほか、寝室やキッチンはシーンに応じてシェードで区切れるよう工夫されており、5連のハイサッシの先に広がる仙台市街の風景も相まって開放感は抜群です。以前は壁に囲われ窮屈だったキッチンも、場所を移動し、広くスペースを取ったことで快適に生まれ変わりました。「私の背丈や収納したい物に合わせて造作してもらったので、とても使い勝手がいいです」と奥さんは語ります。
暮らし始めて数年の間に、お気に入りの家具を買い足したり、収納スペースやワークスペースを新設したりと、必要に応じて、あるいはライフスタイルの変化に合わせて室内をアップデートしてきたお二人。今は住み始めた当初よりさらに居心地が良く、愛着が湧く空間になったと言います。「ワンルームなのでお互いにどこにいても気配が伝わるのがいいですね。犬も自由に移動して好きな場所でくつろいでいます」。そう話す奥さんの一番の楽しみは、小上がりの畳スペースで夜景を眺めながらお酒を嗜む時間だそうです。
引き渡しの時には、「あの暗くてジメジメした部屋がこんなに快適になるなんて」と驚きと感動を隠せなかったという奥さん。「マンションリノベーションという選択をして本当に良かったです」と笑顔で振り返っておられました。
種別
マンションリノベーション(竣工時 築23年)
延床面積
77.7㎡
竣工年月
3ヶ月
床材
カーペット・長尺シート
内壁
漆喰・レッドシダー・磁器質タイル
換気設備
3種
冷暖房設備
エアコン